早期受診の重要性

小児神経の病気は完治、ほぼ完治に近くまでなる場合もありますが、実は長期間にわたって付き合っていかなければならないものなのです。なおかつ、完治しないケースがあることも事実として受け止めて頂かなくてはなりません。

患者本人のみならず、ご家族がこのことを受け入れる必要があります。

幼児期から学齢期、そして成人し壮年期やがて老齢期に至るまである意味で生涯闘病が必要になるケースもあるという事です。

しかし、私がここで言いたいことは早期に発見し、適切な診療を行い、これを継続することによって、例え完治は難しくても症状を緩和したり、重篤化させずに済ませる可能性があるという事なのです。

私は、40年間にわたってこの領域で臨床と研究を重ねてきました。至った結論は小児神経学とは生涯神経学だという事です。

小児神経を専門とする医師はこの点を明確に認識して長期にわたって患者さんやご家族に寄り添って医療に当たっていく必要があるという事も合わせて訴えておきたい点なのです。